仕事が合わなかったり、労働条件や人間関係が良くなかったりして、転職を考えている人は多いと思います。
前職のスキルと経験を活かして同職に就くのがよくある一般的な流れですが、前職とは全く違った異業種にチャレンジする人もいます。
異業種に転職する場合、完全未経験となるため、当然ながら覚える事が多くなります。
また、周囲の人よりも経験がない分、遅れを取っており、教えてもらわなくてはいけないこともたくさん出てきます。
現場に出た際、明らかに年下の世代の人が先輩になることもあるでしょう。
そんな大変な印象が大きい異業種への転職ですが、もちろん面白さや魅力もあります。
異業種に飛び込む一番の理由となるのは、前から気になっていた業種や、好きな事にチャレンジしたいという気持ちからだと思います。
なにより「好き」がきっかけだと、学ぶことに対して苦労に感じません。
学ぶことに楽しみや喜びを感じれば、自発的に勉強ができるようになります。
興味があることだと人は吸収が早いため、最初は覚えるだけでも時間が掛かっていた業務でも、自身に合っていたら比較的すぐに慣れるでしょう。
それに、前職で身につけた経験やスキルも全く役立たないとは限りません。
コミュニケーションスキルや効率化を実現するための考え方などは、何かしら応用できたりするものです。
異業種への転職はリスクが高く、マイナスイメージを持たれがちですが、成功すれば労働条件・給与・人間関係が総じて良くなる可能性もあります。
日々発見と面白さを見つけながら仕事ができれば、ストレスから解放されて、心身の健康にも繋がります。
そして今までの仕事では、出会わなかった人たちとの出会いもあります。
新しい世界へ飛び込むのは勇気が必要ですが、「好き」を仕事にできるチャンスでもあります。
たった一度の人生を悔いなく生きたいという精神を持つ方であれば、異業種に挑戦してみることは良い経験になるでしょう。