異業種への転職成功のコツのひとつは、エントリーシートなどに記載する志望動機を説得力を持った内容になるようにしっかりと書くということです。
同業種間であれば、これまでの経験を活かしてキャリアアップを図りたいといった動機を書くのは比較的簡単です。
しかし異業種への転職となると、自分の経験が武器にならない可能性もあります。
そのため誰が見ても「なるほど」と感じる志望動機を作成するのは意外と難しいかもしれません。
そのような場合には、転職したいと考えるように至った経緯や、その企業に応募したいと思ったきっかけを改めて振り返るようにするのがおすすめです。
振り返りを通じて、これまでのキャリアを見直せば、自分の持つスキルや強みが客観的に見えてくるからです。
自分の強みやスキルが分かれば、あとはそれをどのように応募する企業において活かせるかを考えるだけです。
例えば、長年にわたって営業職として経験を積んできた方であれば、取り扱う商品やサービスが異なったとしても、これまでに培った営業スキルを新たな職場で活用することは可能でしょう。
また、法務や会計・税務などは業種を問わず共通のスキルが求められる職種であるため、そういったジャンルで研鑽を積んできたのであれば、新たな業種でも十分に活躍できる人材であるという点を強調するようにすればよいのです。
業種が変わったとしても、過去のキャリアが全く評価されないということはまずありませんので、自信をもって志望動機を書くようにしましょう。